自由が丘、溝の口、横浜日本大通り、青葉台、町田の駅近にある
メンズのための理容室・ヘアサロンならKEENへ

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KEEN'S
PROCESS

KEENが出来るまでの道のりと
KEENへの想いを綴ったストーリーです。

「施工会社選び」

設計士との打ち合わせが順調に進み、次の段階に進んだ。今回、設計士と施工業者はちがうため、施工会社選びが必要になるのであった。設計士が知っている施工会社を3社選び、

それぞれ設計したデザインと予算について、プレゼンしてもらったところ、正直、3社とも予算との折り合いが合わないと言われ、とても厳しい状況でした。

しかし、そのうちの1社が「デザインが良いから、とりあえずお互い協力して、ぜひやりましょう」と言ってくれました。

そこから、無駄なものや削減できるものを考え、すりあわせを行いました。そうすることで予算近くに収まり、やっとスタートできることができました。

「メニュー作成」

センスがよく、男性のための落ち着ける理想のサロンづくりのためには、メニュー作りが大切になると思い、ベーシックのKEENコースというコースには従来のカット、シャンプー、顔そり、セットのほかに、男性が自分の顔のケアにも気を付けていただけるように、サービスでマッサージパックを付けて、よりいい男にプロデュースできるようにと考えました。

「工事スタート~夢の扉~」

工事が始まるのと同時に工事の様子をビデオに収めました。

そうすることで、どういう風にサロンができるのかをストーリー仕立てで見られることができ、プロモーションビデオとして流せるのでした。

また、工事を最低2日に1回は見に行き、自分のイメージ通りに進んでいるかの確認もしました。

工事自体は順調に進み、私の夢を叶えてくれる初めて会う工事の方達に、感謝の気持ちでいっぱいでした。

土台ができ、壁が塗られ、床にはウッドが敷き詰められて、夢の扉が少し開き始めました。

「夢の扉が開くまで」

とうとう、外観の工事が行われ、LEDの上にステンレスが覆われ、昼と夜の違う顔が自由が丘に表れました。

その外観に店の前を歩く人は、「何ができるの」と声をかける人が多くいました。

そうこうするうちに、当初の計画であったオープンの日が近づいてきました。

その日は、以前からコンテストの審査員として、審査を依頼されていた日だったため、審査をさせていただいてから、オープニングパーティーに向かうのでした。

そのオープニングパーティには、業界や友人など総勢100名近くの方に来ていただき、KEENの門出を祝っていただきました。そして翌日、オープンとなるのでした。

ただ、その後、NYでのヘアーショーのため、オープンしたばかりのKEENを1週間営業したらまた1週間店を休むという状況となったのです。

サロンが完成に近づくのと同時にスタッフが手分けして、地域のお店や住宅に一軒一軒あいさつに行き、断られたり、喜ばれたりと現実の厳しさと人のやさしさに触れ合いました。

「オープニングパーティー」

以前から予定していたコンテストの審査員を終え、自由が丘のサロンに向かうのでした。
サロンに到着すると、スタッフが忙しく準備してくれていました。そんな中、オープニングパーティの開始30分前に迫ってきたころ、昔の同僚である髪ingのスタッフが来てくれました。その中には、過去に逃亡したあの後輩も来てくれていました。そして、同じコンテストで戦った仲間であるライバル達、静岡からも短大時代の友人など数多くの仲間が集まって来てくれました。

食事も準備が出来、開始5分前です。

その時、師匠が一言「おめでとう」と、笑顔で言ってくれました。

セレモニーが始まりました。プロモーションビデオが流れ、お店の工事の様子や、舞台や映画、ドラマなど、とても忙しい俳優・福士誠治君のカット映像などのあと、河合会長のご挨拶、2人目の向原先生の一言、「とてもすばらしい店が出来ました。後はここにお客様への感謝の気持ちが入って、初めてサロンがスタートします。そのことを忘れずにがんばってください」と。この言葉に、改めて感じるものがあるのでした。

「師匠の言葉」

最後に師匠の田中先生の言葉になりました。

「私が倉田に半年前想いを伝えた言葉があります。それは、『夢は逃げない。自分が夢から逃げるだけ』という言葉です。ここにいらっしゃる皆様は倉田が日本チャンピオンであることは知っていらっしゃると思います。しかしそこに行きつくまで、本人は苦悩し、もがき苦しみ、気が付けば、自分で日本一をあきらめようとした弱い心がありました。しかし、それを乗り越え、一つの夢をつかみました。そして、倉田は自分の大きな夢である、『理容師のイメージを変えられる理容師へ』というこの仕事を目指すときに想った大きな目標に今、突き進んでいます。これからの夢はとても大きく、困難な道のりではありますが、倉田の精神であれば、また、あの言葉をかみしめ、夢から逃げず、突き進んでいくと思います。どうか、皆様、温かい目で見守ってください。そして、理容という仕事に恩返しできるよう倉田も、次の新しい世代の理容師を育てるんだぞ。」

師匠の暖かい言葉でした。今まで、厳しく指導してくれたことが、さらに大きな心で、伝わりました。人にやさしくするのは簡単です。でも、人に厳しくするのは勇気が必要です。相手のことを考え行動し、伝えてきたことは、指導された人にとってみれば、その時は気づかないかもしれませんが、その人の人生の貴重な財産になります。

いろいろな人に支えられことはかけがえのない、財産でした。

自分は恵まれた存在だと思います。親ではない他人である人にこれだけの愛情をもらい、育ててもらえたことが、今の時代、仕事とはいえ、どれだけ愛情を注げるか、この時、身に染みてわかりました。

ただただ、この時も感謝の気持ちでいっぱいになり、頭が下がる思いで、セレモニーが終わるのでした。

「“新規オープン”という名の心の扉」

朝、目覚めると、とても気持ちがよい天気で、9月というのに厳しい暑さの残る一日でした。昨日の多くの人の言葉と師匠の言葉をかみしめ、オープンを迎えるためにサロンに向かうのでした。

その日は2004年9月14日。

それが、KEENのアドレス(http://www.keen914.com)の日付、9月14日なのです。

それは、いつまでもオープンした時の気持ちを忘れないためにという意味で、アドレスに刻みました。

変わらぬ想いをHPアドレスに込めて・・・。